思考停止

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卒業論文、先走り公開

 昔から僕はそうというかADHDの衝動型ゆえの特性なのか分からないが、待ち合わせにも早く着きすぎるし、提出物もめちゃめちゃ早く出したがる(出せるわけではない)しでこらえ性が全くない。というわけで(どういうわけだ)、一応教授との間でこれで完成という最終的な卒業論文の完成稿をアップすることにする。ちなみにまだ提出すらしていないので何か大学側から文句が出たら取り下げることにする。これで退学になったらウケるよね。ならないと思うけど。

 

 本論文「1960年代のアルチュセールの「哲学の実践」――イデオロギー概念の分析から導かれる主体の理論について――」の内容はアルチュセールの言う「哲学」がいわゆる他の西洋哲学の伝統とは違うところにあるというのが大きな枠組みで、「五月革命」をパラレルなテーマ設定にしている。第一章は五月革命前夜のアルチュセールをPour Marxなどのテクストから素描し、「理論」の時期と「レーニンと哲学」に代表される「転回」の時期について論じる。65000字のうち実に4万字以上を占める第二章ではSur la reproductionの分析を中心に行う。テクストをべったり読むことを目的としており、精神分析社会学などの他の分野については最小限にアルチュセール哲学の一つの結実としてSRを扱うことを心がけた。

 

 それでは、どうぞ。私の実名が入っていることについては気にしないように。

 

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